おつかれたまです。
別れと出会いの季節。毎年この週だけは「競馬の神様」にあんなことやこんなことをお願いしたりするものですが、その願いが見事に届いたのは、11番人気で阪急杯を射抜いたブルーショットガンですね。あれは感動しました。今年も涙演出に期待しちゃいます。
さて中山記念。藤沢和勢が大挙出走、そしてカラテの高橋祥厩舎もこれがラスト重賞。いずれもチャンスありですが、◎は④ヒュミドール。
ここまで重賞で2着2回。はっきり言ってこのメンバーに入ると大威張りとはいきませんが、そこは血の力で相殺。
父オルフェーヴルは一年を通して暴力的に強かったですが、特に容赦なかったなと思わされたのは菊花賞や有馬念。寒い時期によりパワーアップする印象があり、父ステイゴールドも初GIが12月の香港ヴァーズでしたから、やっぱりこの系統は冬が好き。
昨年11月以降、オルフェーヴル産駒はオーソリティ(アルゼンチン共和国杯)、ソーヴァリアント(チャレンジC)、ライラック(フェアリーS)と重賞を3勝。京都記念を12番人気1着のアフリカンゴールドはステイゴールド産駒ですし、ゴールドシップ産駒も今開催の小倉で猛威を振るっています。
このように冬はステイゴールドの季節ですから、今回唯一の出走となるこの馬に白羽の矢というわけ。まぁ母父チチカステナンゴも中山芝での期待値が高いですから、実はここも後押しポイント。
調教でもいい動きを見せていい時計が出ていますし、鞍上にデムーロ騎手。ライラックの鞍上もデムーロ騎手ですし、ユーバーレーベンもデムーロ騎手。ステイ系とデムーロ騎手はセットというわけ。言ってみればハンバーガーとポテトの関係。
対抗が⑪カラテ。
爪の関係もありますが、この馬も冬が大好き。前走の東京新聞杯は速力を求められる一戦となり後れを取りましたが、今回はパワーが生きる中山コース。2走前のニューイヤーSでは58キロを背負って捻じ伏せたわけですから、前走以上のパフォーマンスは確実。斤量も58→57→56キロと軽くなりました。あとは競馬の神様がそっと背中を押してくれたら、頭まで来れるはず。神様頼む。
単穴が⑤パンサラッサ。
前走の有馬記念はどう考えても距離不向き。陣営もそこは承知のうえで使っているわけですから、これは競馬界を盛り上げるための参戦だったということ。完全に参考外でいいでしょう。ハイラップを踏んで押し切った福島記念を思い返せば、やっぱりこの距離なら無視はできないですし、今回はいい枠もあたりました。3走前に逃げて開眼を引き出した吉田豊騎手なら手替わりもマイナスとはなりません。
△1番手が⑫アドマイヤハダル。
皐月賞4着は2着タイトルホルダー、3着ステラヴェローチェと0秒1差だけ。前走2着は不満っちゃ不満ですが、勝ったジャックドールもかなりの素質馬。状態面は上がってきたと見ていいでしょう。
⑮ダノンザキッドは当然軽視するわけにはいかないですが、中山1800mの15番枠は割引が必要。器用に立ち回りたい馬でもありますから、ぐるっと外を回って終了という場面も想定しておきたいですね。
