お疲れさまです。とこ穴です。
7月4日(木)川崎競馬場で行われる、第23回スパーキングレディーカップを展望していきたいと思います。
まずレースの傾向としては、これはもうこのレースに限った話ではないですが、とにかくJRA勢が強い!ということ。
過去5年の勝ち馬はすべてJRA勢ですし、地方所属馬で馬券内に入ったのは、2014年③着マイネエレーナ(浦和)、2016年②着ブルーチッパー(大井)、17年②着ララベル(大井)のわずか3頭だけ。
今年もJBCレディスクラシック③着のファッショニスタに、かきつばた記念で牡馬を撃破してきたゴールドクイーン。そして活きのいい3歳馬マドラスチェックなど強力ラインナップですが、しかし地方勢もなかなかのもんなんです。
マリーンカップでJRA勢を退けてダートG初制覇を飾ったラーゴブルーを筆頭に、移籍緒戦を無難にまとめたミッシングリンク。そしてTCK女王盃②着のマルカンセンサーに、クイーン賞③着のオルキスリアン。まったくヒケは取らないですね。
なら本命は、人気のJRA勢よりも地方勢ということで、⑭番マルカンセンサーに期待。
TCK女王盃②着は驚きの一言。いくらイン有利の馬場を生かしたとはいえ、C1でも足りなかった馬がJRA勢に割って入るんですから。
試金石と見られた次走B1戦が1番人気⑦着。これが素直に力関係と思えましたから、女王盃はフロック。というか、どんだけイン有利の馬場だったんだよと思い、2走前はニヤニヤしながら思いっきり蹴っ飛ばしたんですが・・・。
スタートで頭を上げるほどの出遅れ。曲芸かと見間違えるほどで、この時点で早くもバッターアウト。試合終了と思ったんですが、最後の直線でカメラが外に切り替わった瞬間に赤い勝負服が鋭く伸びてくるじゃありませんか。ラスト3Fは、この馬だけが38秒台。なんですかアレ。
前走もスタートはあまり良くなかったですが、すぐさまインへ入れて終始抜群の手応え。最後の直線でも狙いすましたイン突きで、あっという間に抜け出してきました。こちらもこの馬だけが38秒台。差して6馬身差は破格、規格外の勝ちっぷりと言ってもいいでしょう。もう決め手だけなら、ダートGに入っても上位の評価。でいいかもしれません。
川崎は相変わらず内から真ん中あたりが伸びる馬場ですが、展開次第では差し馬にも十分チャンスがありそうですし、何といってもここはハイペース必至の組み合わせ。見え見えですが、これなら自慢の末脚を生かすに不満はありません。大外枠もスタート難を抱えるこの馬にとってはプラスでしょう。
29日の追い切りでは、76.8-62.9-49.6-37.3(一杯)と加速ラップの超抜時計。想像を絶する動きというコメントが出るのも頷けるものでした。お膳立ては整いました。
対抗は③番ラーゴブルー。前走は正攻法の競馬で完勝。逃げ馬を見ながら運べる利がありますし、まだまだ成長が見込める良血馬。枠も絶好で重賞連破も十分です。
単穴が④番ファッショニスタ。近走は前に行く競馬ですが、JBCレディスクラシックでは後方から差す競馬で③着。脚質に幅があり、これだけ逃げ馬が揃えば今回は控える競馬でしょう。いかにも大崩れがない印象。
