某競馬専門紙の穴担当です。
さっきまで船橋と笠松の予想をしていたんですが、特に注目のレースがあるわけでもありませんから、ブログに上げてもそれほどアクセス数は稼げません。
どうすれば多くの競馬ファンの目に届くか、有益な記事が書けるかと考えたとき。自分が業者になる前のことを思い出しました。
日曜日に競馬が終わり、月曜日の朝イチにはスポーツ新聞を買いに行き、昼過ぎには競馬ブック、ギャロップ(ファンファーレも買ってましたw)も購入。昨日負けたことなんかすっかり忘れて、週末の中央競馬に胸を躍らせていたなぁと。
「そうだ、月曜日はそんな日だったぞ!」
というワケで、今日はちょっと変化球で週末の中山記念、阪急杯の予想記事を書きたいと思います。とりあえず中山記念から行きますが、阪急杯は月曜夜になるかもです。
ではまずは登録馬から見ていきましょう。
中山記念2019登録馬
- ウインブライト
- エポカドーロ
- シベリアンスパーブ
- ステルヴィオ
- スワーヴリチャード
- ディアドラ
- トータルソッカー
- トルークマクト
- ハッピーグリン
- フィールドシャルム
- マイネルサージュ
- マルターズアポジー
- ラッキーライラック
今週から舞台は中山へ。そして開幕を飾るのがこの中山記念になるわけですが、一昔前までははっきりとした傾向がありました。
2005/2006年連覇のバランスオブゲーム、2008/2009年連覇のカンパニー。ローエングリンも連覇ではありませんが、2003、2007年の2度に渡り勝利を収めています。
この通り、中山記念ははっきりとリピーターレースと傾向があり、一度好走した馬を続けて買えば当たりやすいという面がありました。
しかし。
現在はその傾向が薄れつつあります。その要因として挙げられるのが、ドバイ国際競走へのステップに定着したこと。
2011年の勝ち馬ヴィクトワールピサは、次走ドバイワールドカップを制覇。2014年ジャスタウェイもドバイデューティフリーを勝ちましたし、2017年ネオリアリズムもドバイではありませんが、香港のQE2世Cを制しました。
それまではGIではワンパンチ不足の馬が主役を張る一戦でしたが、現在はバリバリのGI級が参戦するようになりました。今年もスワーヴリチャードがドバイシーマクラシック、ディアドラがドバイターフへの参戦を表明していますから、単純な力勝負となりそうな気がします。
では注目馬を何頭かpickup。
スワーヴリチャード(牡5・庄野厩舎)
昨年は金鯱賞→大阪杯連破で待望のGI制覇。今年はドバイへの参戦を決め、ここから始動します。大阪杯で右回りを克服したとはいえ、中山では皐月賞6着、有馬記念4着。皐月賞は好発を控えて、4角大外ブン回しと大味な競馬でしたが、有馬記念でも強烈にモタれてしまいましたから、やはり中山適性という点には疑問も残ります。叩き台と割り切ってバサッと切る手もあるのかなと。
帰厩後も順調に乗り込めている印象で、1週前には栗東CW83.7-66.8-51.5-37.2-11.8(馬なり)とシャープな動き。とにかく行きっぷりが抜群で、久々感はありませんね。今週追ってほぼ仕上がるでしょう。
ディアドラ(牝5・橋田厩舎)
昨年は京都記念から始動しましたが、緩い馬場に脚を取られての6着。今思えば距離も1ハロン長かったですね。1800mはクイーンS、府中牝馬Sの2重賞を制し、ドバイターフでも一瞬勝つかと思えた3着。ここまで【3-0-1-0】とすべて馬券内で、最も力を出せる距離。
府中牝馬Sで見せた究極上がり(32秒3)を見れば、直線の長いコースの方が合う印象もありますが、直線一本で2着馬に3馬身差をつけたクイーンSも圧巻のパフォーマンス。「小回りが・・・」なんてどうでもいいレベルの馬にも思えます。
こちらも1週前の動きが出色。ハロー明けで時計が出る馬場だったとはいえ、栗東CW76.1-62.5-49.6-37.1-12.1(強め)の超抜時計。こんな時計出るんだ…と思いましたね。仕上がりも文句なしです。
エポカドーロ(牡4・藤原英)
とにかくハイレベルと謳われる明け4歳馬。今年の古馬重賞(芝)のすべてで4歳馬が馬券に絡んでいるように、この勢いはやはり無視できません。そしてこと中山適性と言えば、この馬でしょう。特異な流れになった皐月賞を快勝し、スプリングSも2着。小回り向きの先行力が大きな武器です。クラシックホースですから仕方がないとはいえ、昨秋の2戦は明らかに距離不向き。今年はようやくベスト条件を使うことができます。
こちらもとにかく稽古の動きが絶好。栗東CW81.5-66.1-51.5-37.8-11.5(一杯)をマーク。ラスト1ハロンが11秒5ですから、とにかく切れたという印象。直前はサッと流して仕上がりそう。
ステルヴィオ(牡4・木村厩舎)
昨秋のマイルCSで古馬を撫で切ってのGI勝利。ビュイック騎手の巧騎乗による部分が大きいですが、父ロードカナロア譲りの成長力も勝因のひとつでしょう。毎日王冠2着など久々も苦にしませんし、中山芝1800mはスプリングS快勝と同じ舞台。実はあまり詳しくないのですが、この馬は主流となりつつある「天栄仕上げ」ってやつなんですかね。それだけで来ちゃうというのもちょっと面白くはないんですが…。
あとは昨年の勝ち馬ウインブライトや、北海道から参戦のハッピーグリンあたりがどこまでやれるかでしょう。ハッピーは前走のジャパンカップの時計(ホーリックスと同じ!)をどう見るかですが、父はこの中山記念の門番だったローエングリン。血の後押しがあってもいいでしょう。
前でロスなく運べる馬が穴馬候補。イメージ的には2017年2着サクラアンプルール、2018年3着マルターズアポジーのような感じ。持ち直してくれば、ラッキーライラックかなと思ってはいますが。
