某競馬専門紙の穴馬担当です。
続いては、大井競馬のメイン「帝王賞」。
移籍後4連勝のリッカルドに注目ですが、もともとは中央オープンで頭打ちだった馬。ダービー馬ヒガシウィルウィンも成長一息ですから、今年も中央馬決着が濃厚と言わざるを得ません。
では中央馬の中で狙える馬はどれか・・・がテーマ。
当然、連覇を狙う②番ケイティブレイブが最有力候補。短距離志向のアドマイヤマックス産駒でも、母系が色濃く出た影響か、2000m【2-2-1-0】、2000m以上でも【5-3-1-1】のスタミナ型。舞台適性は文句なしにNO.1でしょう。
敢えて死角を挙げるとすれば、臨戦過程が今までと違うということ。目野厩舎所属時には一度も放牧へ出さず、常に手元で調整していた馬。前走のダイオライト記念は杉山厩舎の所属馬として勝ち上がりましたが、ほぼ名義だけのようなものですから、今回が真価を問われる一戦というわけですね。
④番ゴールドドリームは、前走かしわ記念快勝でGI格3勝目。実績は断然ですが、今回は【0-0-1-2】の2000m。気性的にもマイラー色が濃いですから、やはりこの距離は不安。
⑤番テイエムジンソクは、チャンピオンズC2着とGIで通用の力は示していますが、やや一本調子。2000mは初めてになりますし、どちらかと言えば軽い馬場の方が合うタイプ。大井コース適性に疑問もつきます。
⑦番アウォーディーは以前の爆発力が影を潜めていますし、⑩番サウンドトゥルーも同様。②番オールブラッシュも再度逃げが嵌るような顔ぶれではないですし、最も安定感がある⑨番アポロケンタッキーに飛びつきたくなりますが、今回は3ヶ月ぶり。悩みますね・・・。
帝王賞2018予想
◎⑤番テイエムジンソク
○②番ケイティブレイブ
▲⑨番アポロケンタッキー
△④番ゴールドドリーム
△⑥番リッカルド
本命は⑤番テイエムジンソク。
前走の平安S6着は、ポケットのインの入ってしまい身動きが取れなくなったこともありますが、それ以上に鞍上が悠長に構えすぎた印象もありました。瞬時に反応できるタイプではなく、一定のリズムで運びたい馬。ベストは東海Sで見せた淀みのない逃げだと思いますが、みやこSのような早めにマクる形でもOK。いずれにしても早めに動いて行けば、そう簡単にバテる馬ではありません。
今年は福永騎手がワグネリアンで悲願のダービー制覇、そして和田騎手は先日の宝塚記念で17年振りのGI勝ちと、「花の12期生」の活躍が目立ちますから、古川吉騎手もこの勢いに乗って欲しいですね。
対抗が②番ケイティブレイブ。
ダート1600mまでならゴールドドリームですが、このカテゴリーならやっぱりこの馬が一番。5歳にして初めての放牧となりましたが、そう気難しいタイプでもありませんから大丈夫でしょう。(繊細な牝馬は、牧場に戻ると競走意欲を失う馬もいるそうです)
単穴が⑨番アポロケンタッキー、以下④番ゴールドドリーム、⑥番リッカルドの順。いずれにしても期待は花の12期生決着。ゴール後、ハイタッチのシーンとかあればいいなぁ。
