こんにちは。某競馬専門紙の穴担当です。
ヴィクトリアマイルは、◎ソルヴェイグで撃沈。2着のデンコウアンジュとはわずかに0秒1差だけでしたから、複勝ドカン派の私にとっては、まさに悶絶のひと言。そして終わったから白状しますが、実はですね・・・。
レース後、「よっしゃ!見てみぃ!3着じゃい!2着デンコウやから、複勝もハネるぜっ!」と、一人小躍りを続けていたのですが、同じ勝負服の3着馬ジュールポレールとずーっと見間違えていました。お恥ずかしい。隣のおじちゃん、気持ち悪くてゴメンね。
さて今週はオークス。気を取り直してばかりですが、気を取り直して頑張りましょう。
目次
出走予定馬
- アドマイヤミヤビ
- アドマイヤローザ(抽選対象1/6)
- アルメリアブルーム(抽選対象1/6)
- アンネリース(抽選対象1/6)
- カリビアンゴールド
- ソウルスターリング
- ディアドラ
- ディーパワンサ
- ハローユニコーン
- ブラックオニキス
- ブラックスビーチ
- ブルークランズ(抽選対象1/6)
- フローレスマジック
- ホウオウパフューム
- マナローラ
- ミスパンテール
- ムーンザムーン(抽選対象1/6)
- モズカッチャン
- モーヴサファイア
- ヤマカツグレース
- リスグラシュー
- レッドコルディス(抽選対象1/6)
- レーヌミノル
アドマイヤローザ、アルメリアブルーム、アンネリース、ブルークランズ、レッドコルディスが抽選対象となっています。
出走馬考察
ソウルスターリング(美浦・藤沢和厩舎)
前走の桜花賞では1.4倍の断然人気に応えらず、まさかの3着敗退。直線では何度も手前を変えていたように、明らかに馬場が合わなかった印象。戦前から鞍上のルメール騎手も「血統的に渋った馬場も問題ない」と言っていましたが、逆に不安の表れだったのかなとも。
2400自体は問題なさそうですが、やはりパンパン馬場が理想。先週の馬場を見る限り、内はかなり荒れていましたから、今回も枠順には要注意ですね。
アドマイヤミヤビ(栗東・友道厩舎)
こちらも桜花賞では馬場に泣かされたクチ。まったく反応しなかったですし、レース振りもかなり乱暴に映りましたから参考外でいいでしょう。百日草特別ではカデナとアウトライアーズを、クイーンCではNHkマイルCの勝ち馬アエロリットを問題にしなかったわけですから、間違いなく東京コースはベスト舞台。ガラリ一変も十分です。
リスグラシュー(栗東・矢作厩舎)
意識的にポジションを取りに行っても届かなった桜花賞2着。とはいえ、展開・馬場不問の差し脚は大きな強みで、東京2400は間違いなく合うタイプでしょう。同じハーツクライ産駒ということもあり、14年の勝ち馬ヌーヴォレコルトとダブる印象だけに、同じくここで惜敗続きにピリオドというシーンも。
レーヌミノル(栗東・本田厩舎)
低評価を覆しての桜花賞快勝。正攻法で押し切った内容からも決してフロックではなく、やはりこの馬もトップレベルの能力があったということですね。ダイワメジャー産駒で今回は距離が課題になりますが、3歳牝馬同士なら。
過去10年の傾向
人気別成績
1番人気【3-3-1-3】 勝率30% 連対率60%
2番人気【1-3-1-5】 勝率10% 連対率40%
3番人気【2-0-0-7】 勝率20% 連対率20%
4番人気【1-0-1-8】 勝率10% 連対率10%
5番人気【2-1-2-5】 勝率20% 連対率30%
1番人気がマズマズの結果。2番人気も勝ち馬こそ1頭ですが、2着3回で連対率は40%。連軸としてなら信頼できそうですね。
ステップ別成績
桜花賞 【8-5-4-64】
忘れな草【2-0-0-9】
フローラ【1-4-4-32】
過去10年の勝ち馬は、この3つのステップからしか出ていません。中で8勝を挙げる桜花賞組が圧倒的ですね。忘れな草賞は勝つか負けるか、フローラS組は連軸としての期待が持てそうです。
前走着順別
前走1着 【6-3-2-39】
前走2着 【1-4-5-16】
前走3着 【1-1-1-15】
前走4着 【1-0-0-11】
前走5着 【0-0-1-10】
前走6~9着【1-1-0-25】
前走10~18【1-0-1-32】
レースの格を問わず、とにかく勢いのある馬が有利という傾向。前走2桁着順からの巻き返しは容易ではなく、桜花賞12着となるアドマイヤミヤビにとっては、不吉なデータと言えそうです。
種牡馬別成績
ディープ 【3-3-3-14】
ハーツクライ 【1-0-0-5】
ハービンジャー【0-0-0-1】
ステイゴールド【0-0-1-7】
ブラックタイド【0-0-0-1】
ダイワメジャー【0-0-0-5】
ドリームジャーニー、ヴィクトワールピサ、フランケル、ディープブリランテ、ルーラーシップ、ローエングリン産駒は出走経験なし。
今年の出走予定メンバーの父別産駒を見てみると、やっぱりディープ強しというデータ。今年はブラックスビーチ、フローレスマジックの2頭が出走予定。
そして、大挙出走となるのがハービンジャー産駒(アドマイヤローザ・ディアドラ・モズカッチャン・モーヴサファイア)。これまで【0-0-0-1】で、16年のジェラシー1頭のみの出走ですが、そのジェラシーが0.3秒差の4着ですから、適性はありそうですね。悲願のGI制覇となるでしょうか。
桜花賞馬レーヌミノルに、チューリップ賞2着のミスパンテールを送り出すダイワメジャー産駒は、ここまで【0-0-0-5】と大苦戦中。
注:過去10年のデータで数字が11になるのは、10年が1着同着だったためです。計算ミスではありません。
最後に管理人の思い出のオークス話
芝2000連勝→オークス一本のローテでここに臨むホウオウパフューム。最近では珍しくなったローテですが、過去には桜花賞を使っての消耗度や血統面などを考慮して、このようなローテを取る馬が少なくありませんでした。
個人的にはこのパターンが実を結んだ記憶がありませんが、その代表格が1995年のイブキニュースターでしょう。
ニジンスキー産駒の持ち込み馬で、当時競馬界を席巻していた早田牧場の生産馬。均整の取れた好馬体で、いかにも長距離向き。ドロンコ馬場をモノともしなかったフラワーCも、大物を予感させるに十分の内容でした。
その後、スイートピーSを快勝し、3連勝。初めての東京コースもクリアし、オークスでは不動の本命候補として、自身満太郎だったことを覚えています。しかし結果は2番人気6着・・・。
差し馬が上位を占めましたから、先行したこの馬にとってはペースが合わなかった印象もありますが、その後目立った活躍も出来なかったところを見ると、単純に力負けだったのかなと思いますね。やはり強い相手と戦ってこそ強くなるんだなということを実感したことを覚えています。
その後、この教訓を生かして大儲けした記憶はありませんが、今年も中身の濃い馬を見つけて本命にしたいと思います。